中小企業診断士ストレート合格に至る勉強時間と配分を解説します!

こんにちは、でぃーです。

私は令和3年(2021年)に中小企業診断士の資格に合格しました。
その後受験生の方々から「実際にどのくらい勉強をしたんですか?」という話をいただく機会がたくさんあります。

そこで今回は、実際に私が合格した中小企業診断士試験の勉強時間とその時間の配分を紹介したいと思います。

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中小企業診断士合格までのトータル勉強時間

中小企業診断士の勉強を始めてから合格までのトータルの勉強期間は約10か月でした。
そして、その間に勉強した時間は約500時間になります。

500時間と聞くととてつもない勉強時間に聞こえるかもしれませんが、10か月で考えたら1日2時間で到達できる時間です。全然非現実的な時間ではないですよね。

実際には一次試験、二次試験とそれぞれ期間を分けて勉強しているので、それぞれの勉強期間、勉強時間をお伝えしていきたいと思います。

一次試験:300時間(7か月)

一次試験は、1月~7月までの7か月間で合計300時間ほどの勉強を行いました。

テキストの読み込みとその都度の簡単な確認問題で合計約200時間、テキスト1周後の問題演習とテキストでの再復習に約50時間、過去問・模試に約50時間を使いました。

【一次試験の時間配分】
・テキストの読み込みと確認問題:約200時間
・問題演習と復習:約50時間
・過去問・模試:約50時間

私は診断士に限らず、勉強をする際はテキストを1周してから問題演習に進む形をとっているので、とにかく先にテキストを1周できるよう、時間の確保を意識しました。

毎日勉強をできていたかというとそうでもありませんでしたが、勉強時間を確保できる日は平日は1~2時間程度、休日は4~5時間を取って勉強をしていました。

二次試験:200時間(3か月)

二次試験の勉強は、約3か月約200時間の勉強を行いました。

私は、二次試験の勉強は一次試験が終わるまではほとんど行っていませんでした。
理由としては、何よりも一次試験に確実に合格することが必要でしたし、一次試験の直前はどうせ一次試験のことばかりになってしまうので、二次試験の勉強したことを忘れてしまう可能性も危惧して7月までは一次試験に全力集中、一次試験後は二次試験に全力という勉強方法を取っていました。

二次試験は一つの事例を解くのに80分かかります。そして答え合わせ、解説の理解、テキストの確認などを行うと1つの事例のみで合計で2時間以上必要になります。
そのため、スキマ時間での勉強は難しく、平日に勉強をする際はなんとか2時間以上のまとまった時間を確保することが大変でした。中途半端で事例を解くことは身になりづらいので、必ずまとまった時間を確保して事例を解きましょう。

一次試験の勉強時間配分

一次試験の総勉強時間は300時間とお伝えいたしましたが、その300時間はどのようにしていたのでしょうか。それぞれの項目をざっくりとご紹介したいと思います。

【一次試験の時間配分】
・テキストの読み込みと確認問題:約200時間
・問題演習と復習:約50時間
・過去問・模試:約50時間

動画講義受講&確認(約200時間)

中小企業診断士の勉強はここからスタートです。

診断士ゼミナールという通信講座を受講していた私は、とにかく講義動画を聞き、”中小企業診断士試験とは何か”ということを身に付けながら、知識を少しずつつけていきました。いかんせん、中小企業診断士試験の一つも理解していない状況からスタートしておりますもので。

1講義を見た後は必ずチェック問題などの問題演習を行い、知識の定着を図りました。通勤中に動画を観ることが多かったため、帰宅後にチェック問題を解くなど、「当日もしくは翌日中」の問題演習を忘れずに行いました。

テキストをひたすら読むよりも、動画でわかりやすく解説してくれた講義のほうが圧倒的に理解されて頭に入ってくるため、独学ではなく通信講座を受講して本当に良かったと思っています。
なお、動画は1.5倍~2倍速で受講しており、勉強時間の短縮を図りました。

問題演習(約50時間)

テキスト1周が終われば、あとは知識の定着のために問題演習に入ります。

問題演習を行いながら、間違えた問題や知識があやふやな項目に関しては再度テキストに立ち返り、該当箇所を確認します。
私は、問題集にテキストの該当ページを記載するように意識しており、これを繰り返すことでだんだん「何ぺージには〇〇が載っている」ということも頭に残るようになりました。最終的には、テキストの復習がめちゃめちゃ早くなり、復習に割く時間が大幅に短縮されます。

模試・過去問(約50時間)

最後に、本番さながらの模試や過去問を繰り返し行い最後の仕上げです。

模試や過去問は時間通りに行うのではなく、1/2~3/4程度の時間で終わらせ、同じくらいの時間をかけて復習を行います。もうこの時には、”問題演習”の項目で記載したように、テキストのどこに何が載っているのかわかっているはずなので、過去問の復習も短い時間で行うことができました。

二次試験の勉強時間配分

続いて、二次試験の時間配分について紹介をしていきます。

【二次試験の時間配分】
・試験概要の確認:約30時間
・過去問&復習:約170時間

二次試験の概要の確認・基礎(約30時間)

通信講座の動画を視聴し、二次試験の各4事例の概要・解答のポイントなどを確認しました。
二次試験はとにかく問題を解いて、復習をしっかりやることが何よりも重要だと感じたので、あまりこの時間は必要なかったかなと思いました。

過去問&復習(約170時間)

ひたすら問題を解き、復習!二次試験はこれに尽きます。

二次試験は特に正解がない試験ですので、「ふぞろいな再現答案」を使って、何度も何度も解答ポイントを確認するしかありません。

(おそらく)二次試験は加点方式で採点をされているため、どのワードが重要ポイントなのか、どの方向性の回答を書けばよいのか、これが重要ですそのため、過去の受験生の回答と点数を考慮した、必要キーワードや方向性を学ぶことで、合格に至ることができたと思います。

また、事例Ⅳだけは、「全知識&全ノウハウ」という問題集を使い、過去問の復習を行いました。事例Ⅳは他の事例とは異なり、明確な解答がある事例になりますので、解答プロセスが詳細に解説されている「全知識&全ノウハウ」が非常に効果的でした。

まとめ:中小企業診断士ストレート合格への近道は「スケジュール管理」

中小企業診断士に限らず、難易度の高い長期的な勉強が必要となる資格に重要なのは「スケジュール管理」でしょう。
「①テキスト1周や講義の合計時間・動画の合計時間はどのくらいかかるのか」、という事と、「②問題演習、過去問にどのくらいの時間をかけるのか」、ざっくりでいいので考えておきましょう。

私の場合は、下記のとおり想定をして1次試験前には350時間程度確保できるスケジュールを検討しました。

①動画講義時間が約270時間⇒1.5倍速で視聴で180時間⇒講義後の確認問題を含めて200時間
②模試は7科目で7時間⇒復習に倍かかるので14時間⇒10年分で合計140時間

すると、7か月で15時間勉強ができれば足りる計算になり、ざっくりと平日1時間、土日5時間ずつできれば15時間できるなと計画を立てることができました。
実際には、勉強できない日や平日でも2時間できる日などばらつきはありましたが、なんとなくイメージができていると、ペースが間に合っているのか遅れているのか、途中で確認することができます。

資格試験は闇雲に勉強するのではなく、スケジュール管理や戦略を練って、効率よく合格を目指していくべきだと改めて感じさせていただきました。

みなさんの今後の中小企業診断士試験の合格に少しでもお役に立てばうれしいです。以上、でぃーでした。

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