金融サラリーマンの私が取ってよかったおすすめ資格5選!

取ってよかった資格

みなさんこんにちは。でぃーです。

私は学生時代から資格の勉強をそれなりに取り組んできました。
その結果として金融機関に就職し、その同期の中でもTOPレベルの資格保有者になりました。
資格は知識を得ることはもちろんのこと、他者からの評価を与えてくれる社会においては非常に重要なものだと思っています。

そこで今回は、30を超える資格を取得した私が、「取得してよかったと思うおすすめ資格5選」を発表したいと思います。

スポンサーリンク

第5位:TOEIC800点オーバー

難易度  :★★★★☆
実用性  :★★☆☆☆
周囲の評価:★★★★☆

第5位は、英語能力を計る資格の中でもっとも有名な資格であるTOEICです。
TOEICは合格、不合格ではなく、点数で結果が出るので今回は800点オーバーと書かせてもらいました。(実際は835点)

TOEICはリーディングとリスニングの2セクションに分かれており、
リスニング45分、リーディング75分の計120分間の試験です。
各セクション495点満点、合計990点満点で点数が計られます。

TOEIC公式では、各セクションのレベル分けをしており、図のとおりレベルが分かれています。

TOEICの各セクションのランク分け

こちらのランク分けから、両セクションの最高ランクを獲得するには、最低800点必要だということがわかります。(375+425=800点)
そのため、800点以上というのは、一定以上英語の評価する基準になっていると言えます。

就職活動や転職活動でTOEICの点数を求めている企業も少なくありません。
企業の力の入れ具合にもよりますが、600点以上~を要件にしている企業が多い印象です。

私は、成人するまで海外にすら行ったことなかった生粋の日本語人生でしたが、TOEICが社会で評価されいてるということを知り、大学生のときから勉強をしました。
社会人1年目の時点で700点を超えることができ、3年目には希望していた海外関連の部署に異動が叶いました。
そして4年目に800点を超えることができ、社内ではそれなりの評価を受けることになりました。

実際には話せるわけではないですが、社内で一定の立場を確立するためにも
TOEICの点数は武器になったかなと思います。

今後は実践的な英語を身に付け、将来的には海外にも強い人材になっていきたいと思います。

第4位:ビジネス実務法務検定2級

難易度  :★★☆☆☆
実用性  :★★★☆☆
周囲の評価:★★★☆☆

第4位はビジネス実務法務検定2級です。
ビジネス実務法務検定は、東京商工会議所が主催している「ビジネスにおける法律の知識を習得」することを目的とした試験です。

この試験は就活や転職において、取得している候補者を優遇する企業も一定数ありますが、
難易度がそこまで高いわけではありません。
「コスパのいい資格は何ですか?」と聞かれたら間違いなく、この資格を挙げるでしょう。

試験は90分間の選択式となっており、70%以上の得点で合格となります。
自宅もしくは試験センターでPCから受験する事ができます。
2021年度の試験2回は、ともに合格率が60%を超えており、他の試験の2級の合格率と比較すると圧倒的に合格率が高くなっていることがわかります。
(注:日商簿記検定2級:20~30%程度、FP2級:20~30%程度など)

しかし、ビジネス実務法務検定は、難易度がそこまで高くないからといって、実用性に欠ける資格では全くありません。
ビジネス実務法務検定は、ビジネスパーソンが知っておくべき最低限の法律の知識を身に付けるのに役立つため、法務部門だけでなく、営業や人事、総務部門でも必要な知識を身に付けることができます。

会社法や金融商品取引法、下請法などの知識は実際に事務をしていたり営業をしている中で役立っています。

第3位:日商簿記検定2級

難易度  :★★★☆☆
実用性  :★★★☆☆
周囲の評価:★★★☆☆

第3位は日商簿記検定2級です。
日商簿記検定は日本商工会議所が主催する、「会計知識だけではなく、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力」などを身に付ける試験です。

2級からは、「工業簿記」が試験範囲となり、「商業簿記」「工業簿記」それぞれを計90分の試験時間の中で、70%以上を獲得すると合格ができます。

現在は、日商簿記検定取得者を優遇している企業が多くみられ、どの企業のどの人材にも求める知識が、日商簿記検定で身に付けることができるといっても過言ではないでしょう。
各企業がこの資格を重宝するにはそれなりの理由があり、難易度、知名度、実用性と、すべての要素で一定の基準をクリアしている資格であるからです。
実際に財務会計部門で使う知識だけでなく、取引先の経営状況を読み取る力や最低限のコスト感覚を身に付けることができるため、様々なシーンで活躍することが想定されます。

合格率は平均して、20~30%程度とそれなりに難易度が高く、財務会計の知識がない方が勉強を始める際は、2~3か月の勉強期間は必要になるでしょう。

第2位:FP技能士1級

難易度  :★★★★☆
実用性  :★★★★☆
周囲の評価:★★★★☆

第2位はFP技能士1級です。正式名称は、「ファイナンシャル・プランニング技能検定1級」といい、一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)が運営している試験です。

FPの試験範囲は下記の6分野に分かれており、日常生活に必要な金融知識レベルの3級~金融業務に関わる相談業務などを行えるレベルの1級によって難易度が異なります。

<FP技能士1級の試験範囲>
・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継

FP1級の試験は、マーク式50問(150分)、記述式5問(150分)の計5時間の学科試験に加え、学科試験をクリアした人だけが実技試験(面接)に進み、実技試験に合格することでFP1級を取得することができます。
※ほかにも取得する方法はありますが、ここでは割愛します

FP1級は、学科試験の合格率が10%程度と非常に低いです。そのため、金融業界で勤務している人の中でもFP1級を取得している人は一目置かれる存在になります。

FP1級と同等の価値を有する資格として、CFPがあります。
FPは厚生労働省が認定している国家資格であるのに対し、CFPは日本FP協会が認定する民間資格です。CFPは6科目それぞれの科目ごとの試験になる点、2年ごとの継続更新が必要な点などが異なりますが、一般的には同等の知識を有すると考えてよいでしょう。

私はFP1級を取得することで、下記のようなメリットがありました。

<FP技能士1級を取得して体感したメリット>
・営業をする中で顧客ニーズに沿った提案の引き出しが増えた
・社内のFA制度に通った
・社内外でFP1級保持というだけで信頼を得ることができた

FP1級は難易度が非常に高いこともあり、実際にビジネスで使えるような知識を多く得ることができます。また、日常生活にも活きるような知識が多いので、自分のマネーリテラシー向上にもつながりました。

私は1度試験に落ちて、2度目の挑戦で合格を掴み取ることができましたが、あきらめずに取得して本当に良かったなと思っています。

第1位:中小企業診断士

難易度  :★★★★★
実用性  :★★★★☆
周囲の評価:★★★★☆

堂々の第1位は中小企業診断士。
中小企業診断士とは、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家であり、経済産業大臣が登録している制度です。

中小企業診断士の業務は多岐にわたりますが、一言で表すと「企業の成長戦略策定や実行のためのアドバイス」を行うことが求められます。
そのため、企業経営に関わる様々な知識の取得が必要なため、1次試験、2次試験で下記の試験科目に合格しなければなりません。

<中小企業診断士1次試験の試験科目>
経済学・経営政策
財務・会計
企業経営理論
運営管理
経営法務
経営情報システム
中小企業経営・政策

<中小企業診断士2次試験の試験科目>
組織を中心とした 経営戦略および管理に関する事例
マーケティング・流通を中心とした 経営戦略および管理に関する事例
生産・技術を中心とした 経営戦略および管理に関する事例
財務・会計を中心とした 経営戦略および管理に関する事例

1次試験は各科目100点の700点満点中420点を取ることで合格ができ、2次試験は各科目100点の400点満点中240点を取ることで合格することができます。(どちらも6割)
1次試験は2日に渡ってマーク式で行われ、合格者のみ数か月後の2次試験に進み、各事例80分で1日かけて試験が行われます。

1次試験は全体の合格率が約30%程度、2次試験はその中でさらに20%程度に絞られるため、実質の合格率は5%程度になる非常に難易度の高い資格になります。
(ちなみに、この後に口述試験、実務補習を経て中小企業診断士としての登録がなされます)

私は中小企業診断士を取得し、下記のようなメリットを得ることができました。

社内外からの圧倒的信頼
・人脈の広がり
・中小企業の社長を相手にする営業の助けになる

特に、今まで出会ったことないような人たちの関わりが増えたのは、診断士を取得して本当に良かったなと思っています。
また、今後は中小企業の社長を相手に営業することが増える部署への転勤が決まっており、きっとその際に社長の信頼を獲得するために役立つ資格だと確信しています。

実用性と評価が★4つの理由は、活用すればとっても素晴らしい資格になりえますが、実際に宝の持ち腐れになっている人が多い事と、知名度がそこまで高くないという事からです。
(「中小企業診断士って何やる人?」ってよく聞かれます)

総勉強期間は10か月程度、総勉強時間は約600時間と非常に根気の必要な資格勉強でした。

まとめ:知名度や難易度が高い資格は必ず社内で活きる

いかがでしたでしょうか?
今回は私が取得してよかったと思う資格を5つ紹介しましたが、みなさんの取ってよかった資格はありますか?ぜひ教えてもらえたらうれしいです。

これからもみなさんに有益な情報を届けていきます!
ではでは。

コメント

タイトルとURLをコピーしました