FP1級の難易度はどのくらい?実際に合格した勉強時間も紹介!

FP1級難易度

FP1級といえば金融に関する資格で最難関ともいわれている専門性が高く非常に難易度が高い資格です。

正式名称を「ファイナンシャル・プランニング技能士1級」といい、「一般社団法人金融財政事情研究会」と「日本FP協会」のそれぞれで取得することが可能です。

今回はそのFP1級の難易度と、実際に私が合格した勉強方法や勉強時間を紹介したいと思います。

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FP1級の難易度

FP1級の難易度は非常に高いです。

FP1級は学科試験と実技試験に分けられており、学科試験はきんざいのみ受験可能で、実技試験はきんざいもしくはFP協会で受験が可能です。
ここからは、学科・実技のそれぞれについて難易度をみていきましょう。

FP1級学科試験の難易度

FP1級の最初にして最大の難関は学科試験です。

FP1級学科試験は基礎と応用に分けられ、どちらも150分の試験時間で100点満点となっており、合格には120点/200点(6割)が必要になります。

FP1級試験は、①ライフプランニングと資金計画 ②リスク管理 ③金融資産運用 ④タックスプランニング ⑤不動産 ⑥相続・事業承継 の6つの分野から出題され、テキストだけでなく最新の法改正など幅広い範囲から出題されます。

更に、非常に細かい部分を指摘した問題が数多く出題され、過去の合格率は平均して13%程度と非常に難しい試験となっています。

FP1級実技試験の難易度

学科試験を合格した人のみが受験資格を与えられる実技試験。
実技試験に関しては、きんざいだけではなく、FP協会の試験も受けることが可能なため、それぞれについて解説していきます。

きんざいの実技試験の難易度

きんざいの実技試験は、面接方式の試験です。

面接開始15分前に設例が記載された用紙が渡され、12分間にわたって複数の面接官からその設例に関する問いが出される面接試験です。
異なる設例が出され、面接を2回行い、1回が100点満点で合計200点満点の120点合格です。

合格率は平均で約85%となっており、学科に比べて比較的難易度は軽めですが、学科を合格した人の中での85%ということを忘れてはいけません。対策を十分せずに臨むと痛い目に遭うレベルの難易度はあります。

FP協会の実技試験の難易度

FP協会の実技試験は、択一・記述方式の試験です。
試験時間は120分で記述問題の中には論述問題も含まれています。

一見難易度が高そうな試験に思えますが、実際の合格率は平均して90%を超えています。
そのため、面接が苦手な人に関しては、実技試験をFP協会で受験することをおすすめします。

しかし、FP協会の実技試験は年1回9月のみの開催になっているため、受験するタイミングには注意が必要です。

実際の試験勉強時間

ここからは、試験の難易度を理解したうえで、私の合格に至った勉強時間と期間を紹介したいと思います。

FP1級学科の勉強時間

私がFP1級学科の試験を始めたのは1月試験を控えた前年の10月末。
2~3か月間で合計約150~200時間勉強をしました。
結果としては、基礎44点、応用71点の合計115点で敗退。

次回の5月に照準を合わせ3月から勉強を再開し、さらに追加で70~80時間程度勉強をしました。
結果としては、基礎64点、応用78点の合計142点で合格。

まさかここまで得点を上積みして合格できるとは思っていませんでしたが、合格率自体が8.45%→11.77%と、試験難易度が易化したタイミングだったのも大きかったと思います。

でぃーの学科勉強時間

150~200時間+70~80時間=約250時間

FP1級実技(きんざい)の勉強時間

私はきんざいのFP1級実技試験を受験しましたが、勉強自体は試験1か月半前くらいに開始しました。

実技試験は対策のテキストや問題集はほとんどなく、1冊のテキストで勉強をしなければならなかったため、あまり時間をかけても仕方ないという感じでした。
傾向ははっきりとしているため、事前に問題内容を把握して繰り返し反復することで対策をすることができます。

問題演習と復習で合計30時間程度勉強をした結果、合計で140点程度取れました。

まとめ:FP1級学科の難易度は非常に高く、数か月間の準備が必要

ここまでFP1級の難易度と勉強時間について紹介しました。

FP1級はとにかく学科に合格するのが非常に難しいです。あきらめずに問題演習と復習の反復を繰り返し行うことが必要になってくるでしょう。

FP1級を受けると決める時には、3か月程度勉強期間を確保できる見通しを立てることが必要でしょう。時間の制約や多くのものを犠牲にすることになるかもしれませんが、合格した後にはその辛さ以上の魅力を感じることができる資格だと思います。
関連記事:「FP(ファイナンシャル・プランニング技能士)資格のメリットは?タイプ別おすすめの級も紹介」

ぜひ、FP1級に興味のある人は挑戦してみてください。以上、でぃーでした。

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